コンポーネントの構成
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このコンポーネントは,指定したレイヤに属する面データについて,面荷重もしくは1方向面荷重を読み込むコンポーネントです。SurfLoadと異なりGrasshopper上で荷重を生成することはできませんが,壁荷重などを想定した1方向面荷重も読み込むことができます。また,1つのコンポーネントで架構用と地震用の荷重を同時に出力することができます。
- sf_load : (架構用の)z方向面荷重外力(tree形式で,[[外力が付与される要素のi端の節点番号, 外力が付与される要素のj端の節点番号, 外力が付与される要素のk端の節点番号, 外力が付与される要素のl端の節点番号(三角形の場合は-1)]])
- sf_load(for E) : (地震用の)z方向面荷重外力(tree形式で,[[外力が付与される要素のi端の節点番号, 外力が付与される要素のj端の節点番号, 外力が付与される要素のk端の節点番号, 外力が付与される要素のl端の節点番号(三角形の場合は-1)]])
- w_load : (架構用の)z方向1方向分割面荷重外力(tree形式で,[[外力が付与される要素のi端の節点番号, 外力が付与される要素のj端の節点番号, 外力が付与される要素のk端の節点番号, 外力が付与される要素のl端の節点番号(三角形の場合は-1)]])
- w_load(for E) : (地震用の)z方向1方向分割面荷重外力(tree形式で,[[外力が付与される要素のi端の節点番号, 外力が付与される要素のj端の節点番号, 外力が付与される要素のk端の節点番号, 外力が付与される要素のl端の節点番号(三角形の場合は-1)]])
いずれも,面ジオメトリがRhinoビューポート上にモデル化されていることが前提ですが,SurfLoadと異なりシェル要素や木造耐力要素はモデル化されている必要はなく,純粋に荷重のみを読み込むことができます。入力するデータは以下の通りです。赤字は入力必須データです。
- R : 節点座標ベクトルをtree形式で入力します。
- layer : 面要素のレイヤ名を入力します。Rhinoデータと整合している必要があります。
- name Sz : 属性ユーザーテキストの面荷重のキーを指定します。デフォルトでは「Sz」となっており,特にいじる必要はありません。Rhinoで別のキー名を使用したい場合に編集してください。
- name Sz(for E) : 属性ユーザーテキストの面荷重(地震力作成用)のキーを指定します。デフォルトでは「Sz2」となっており,特にいじる必要はありません。Rhinoで別のキー名を使用したい場合に編集してください。
- name Wz : 属性ユーザーテキストの1方向面荷重のキーを指定します。デフォルトでは「Sz」となっており,特にいじる必要はありません。Rhinoで別のキー名を使用したい場合に編集してください。
- name Wz(for E) : 属性ユーザーテキストの1方向面荷重(地震力作成用)のキーを指定します。デフォルトでは「Sz2」となっており,特にいじる必要はありません。Rhinoで別のキー名を使用したい場合に編集してください。
出力データは属性ユーザーテキストで入力したものが反映されます。
なお,OpenSees for Grasshopperには,他にもRhino上で多角形領域をマウスで指定してその多角形で囲まれた面内の梁要素を自動認識してその梁要素で囲まれた矩形ごとにシェル要素や木造耐力要素,面荷重を自動生成することのできるSurfAutoCreationというコンポーネントも用意されています。
使い方
ここでは,SurfAutoCreationのモデルを基に説明していきます。Grasshopper側でReadBeam2を使ってジオメトリを読み込み,AssembleGeometriesを介してVisualizeModelに繋いでおきます。また,baseというレイヤ名で基礎梁を想定した線データを追加で作っています。
